「ジュラシックワールド」の最新作「ジュラシックワールド復活の大地」が2025年8月8日に封切りになります。シリーズ第4作目であり、前作の「ジュラシックワールド/新たなる支配者」(2020年)の独立した続編になります。本国アメリカ合衆国では7月2日の封切りで一か月強のずれしかないから、おおよそ同じころの公開になりました。
大ヒットシリーズでもありますから、本国とほとんど同じ公開で今回もヒットを狙っているのでしょう。
ジュラシックワールドはジュラシックパークのスピンオフか?
今回はシリーズの第一作をご紹介します。
「ジュラシックワールド」は「ジュラシック・パーク」のスピンオフでありますが、「ジュラシック・パーク」のシリーズとして数えるとシリーズ第四作目になります。
登場人物はすっかり変わりましたが、ジュラシック・パークで多くの犠牲が出たのでリニューアルしてパークをオープンしたという設定でありますから、シリーズ四作目という位置づけでいいとは思います。ですが、「ジュラシックワールド」とタイトルを変えてからは「ジュラシック・パーク」というタイトルの映画は製作されていませんから、新シリーズなのかなあという風にも思えます。
ジュラシックワールドのストーリー
ジュラシック・パークの惨事から22年後、新たに開設した「ジュラシック・ワールド」は今や毎日二万人が訪れる観光施設しとして成功を収めた。
パークの運営責任者クレア・ディアリングは訪ねてきたザックとグレイにかまう暇もないほど多忙。クレアはアシスタントにふたりの世話をまかせて、オーナーのサイモンと遺伝子操作によって生み出された新種のハイブリット恐竜を生み出すことを計画していた。サイモンはその恐竜を飼育するための防壁が適当かどうかヴェロキラプトルの調教師オーウェンにその評価をさせた。
しかし、新種のハイブリット恐竜は、パークの管理下を抜けて脱走して、再びパーク内を混乱に陥れる。
と言った内容ですが、ハイブリット恐竜インドミナスが人間並みの知恵を持っていて、パークの飼育係に罠をしかけて脱走するというところは、さすがにここまでくるとぶっ飛んだ設定じゃないかあと思ったりもします。
ジュラシックワールドはファミリー映画としているようだ
「ジュラシック・ワールド」は「ジュラシック・パーク」と違いファミリー映画としての狙いがあるかと思います。主人公クレアの甥っ子たちが登場しているのは、子供の観客に共感を持たせるためでしょう。
過度な暴力も残酷な描写も意識的に避けているように思いますね。
この映画で一番インパクトがあったのが、水中から恐竜が大きな口を開いてサメを食うところでした。
イルカショーを模した場面でしたね。このアイディアは本作の監督コリン・トレボロウのもので製作総指揮を担当しているスティーブン・スピルバーグの「ジョーズ」(1975年)から着想を得ました。しかしこれだと「ジョーズ」をおちょくったようにも思えるところをトレボロウ監督は懸念しました。しかし、スピルバーグはこれを面白がって採用となったのです。
「ジュラシック・ワールド」をファミリー映画にするというのは今のハリウッド映画では主流のものであるし、そんな映画に変えていくというのもスピルバーグらしいとも言えます。
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