機動戦士ガンダム閃光のハサウェイはわかりにくいのか?

「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は富野由悠季による小説で全三巻です。

それを機動戦士ガンダム40周年記念プロジェクト発表会において原作同様に劇場アニメも三部作を制作すると発表されました。第一部は2020年7月23日に封切り予定でしたが、新型コロナウィルス感染症の影響で何度か公開延期になり2021年6月11日に封切られました。

そして第二作目が2026年1月30日に公開されました。

そこでここでは第一作目を振り返ってみます。原作小説は「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(1988年)の後の時代を描いていますが、「逆襲のシャア」の続編というわけではなく、小説「機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」の後日談という形を取っています。しかし劇場用アニメは「逆襲のシャア」の後日談なんですよ。ちょっとややこしいですね。

機動戦士ガンダム閃光のハサウェイわかりにくい ストーリーはわかりやすい?

第二次ネオ・ジオン戦争 (シャアの反乱)から12年後の宇宙世紀0105年。腐敗した地球連邦政府によって汚染が加速した地球では、不条理な「人狩り」政策により民間人が宇宙へと強制連行させられています。そんな連邦政府に対し、反地球連邦政府組織「マフティー」に所属する青年ハサウェイ・ノアの新たな闘いが始まります。

ハサウェイ・ノアは第二次ネオ・ジオン戦争で戦死した地球連邦軍ブライト・ノアの息子です。彼を中心に地球連邦軍の大佐でマフティーの掃射部隊の司令官に着任するケネス・クレッグと保険会社の創始者で80歳の老人カーディアス・バウンデンウッデンの愛人で(彼女に関する書類には19ears oldと記されている)少女のギギ・アンダルシアの3人を中心にストーリーが展開します。

機動戦士ガンダム閃光のハサウェイわかりにくい 何がわかりにくいのか?

さて「閃光のハサウェイ」はよくわからないという声もあります。地球連邦軍に所属した父がいながら、反政府組織マフティーに身を投じるという心理がちょっと難解なセリフで分からなくしていますね。ハサウェイは腐敗した地球連邦高官を粛正するために、人類を宇宙へ移民するすることで地球の環境を守ることを目的としたテロ組織マフティーに身を投じたわけです。

そこには愛する女性を失ってしまいPTSDになり、アムロ・レイとシャア・アズナブルの意思を継ごうとする葛藤があるからです。その失ってしまった女性クェスを彷彿させるのがギギで、彼女はハサウェイに関心あるので彼の気を引こうしますが、彼は彼女に塩対応します。

という背景が分からないとハサウェイに共感するというのが難しいでしょう。またガンダムになじみがない人がいきなりこの作品を見てもわからないことだらけになります。これはアニメのテレビシリーズの劇場映画化によくあることで、こういった作品はもうファンのための映画ですね。ファンなら人物設定、物語設定を全部理解していますからここで改めてあれこれ説明しなくても問題がありません。

機動戦士ガンダム閃光のハサウェイわかりにくい ファンの期待外れになったのか?

そんなことをしたら冗長になりますね。分かり切ったことをまた説明しなくていいのです。しかし、本作はその説明がなくてもどうも冗長ですね。夜間の戦闘シーンが多く、テンポが今の映画としてはスローであります。

また三部作なので一話完結じゃありません。さて話が盛り上がるところで続きは次回へというのはそりゃないでしょ、という気持ちもぬぐえません。ハサウェイの葛藤も話を暗くしていますし、従来の巨大ロボット戦を期待していると肩透かしにあうでしょう。

私はガンダム世代ではありませんから機動戦士ガンダムに何を期待しているのかちょっとわかりませんね。アムロ・レイとシャア・アズナブルの人間ドラマが魅力に思っているファンには他のロボットアニメのように戦闘場面にさほど惹かれないのかもしれません。単純な勧善懲悪ものを求めていないのでしょう。

SFアニメとして人物描写が深くてドラマ展開が深刻になればなるほど面白みを感じるのかもしれません。おかげで内容が暗くなってもそこがいいのだとなるのでしょう。年少向けのものでない、というところで他の類似作品との差別化をしているのが魅力の作品なのですね。海外でも人気のアニメですし、外国の人もアニメは年少向きと思っていたら、大人が見ても深いドラマになっているというところにとても興味を惹かれるところですからね。

 

 

 

 

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