2016年制作の「モアナと伝説の海」は日本では3月17日に公開されました。数々の伝説が残る島で生まれ育ち、ある体験から海と運命的な絆で結ばれた16歳の少女・モアナは、大海原へ冒険に旅立つ物語で、ディズニーアニメです。
それではこの作品の興収をみてみましょう。
全世界興行収入: 約6億8,000万ドル(約690億円)
北米興行収入: 約2億4,875万ドル(約392億円)
日本国内興行収入: 51億6,000万円、2017年度2位の成績、1位は『ベイマックス』の91.8億円です。
フルCGのディズニーアニメとしては『アナと雪の女王』(2014年、興収255億円、歴代1位)と『ズートピア』(2016年、興収76.3億円、歴代2位)に続く歴代3位という成績です。
モアナと伝説の海ひどい 作品のトリビア
当初の構想では、ディズニー・プリンセスの型にはまらず、マウイを中心に、彼にまつわるいくつかの伝説をゆるやかに組み合わせた物語にする予定だった。しかし、制作チームがポリネシアを訪れた際、その文化に魅了され、新たな主人公としてモアナが誕生したそうです。
監督のジョン・マスカーとロン・クレメンツは、ポリネシアの文化と神話に敬意を払った映画を作るため、数ヶ月にわたって調査を行い、ポリネシア文化に深く没頭しました。
本作でアニメの声優初体験のドウェイン・ジョンソンは、声優は俳優の中でも最も難しい職業だと考えているそうです。有名人が下手な声でアニメ映画に出演すると個人的に腹を立てると思っていたようです。ジョンソン自身がその映画に声優として起用された際、彼は同席していた他の声優たちに、自分の演技が本当に良いのかどうかを何度も尋ねていたそうです。
ジョンソンは「ワイルド・スピード」シリーズなどで筋肉もりもりのアクション俳優ですが、以前からミュージカル出演の希望はあったそうです。この『モアナ』が初めてディズニー映画での声優出演であり、同時に初のミュージカル出演でした 。
南太平洋を舞台にした本作は、彼のサモア系ルーツに響き、出演に強く興味を持っていたようです。
モアナと伝説の海ひどい 本当にひどいのか?
さて、本作品はおおむね好評でした。ですがやっぱりあまり良くないと否定的な意見もあります。それらの意見をまとめてみましょう。
恋愛要素がない(プリンセスものの王道さの欠如)
ディズニーの過去のヒロイン作品(『リトル・マーメイド』や『美女と野獣』など)に多かったような王子様とのロマンスや恋愛描写が一切ありません。自己発見や使命の遂行がメインであるため,「甘いロマンスを期待していた人」には物足りなく感じられることがあります。
ストーリーが王道でひねりがない
「自分の心の声を聞き、外の世界へ飛び出す」というテーマや、主人公が旅に出て試練を乗り越えるという構造は非常にスタンダードです。現代のアニメ作品に見られるような複雑な裏切りや幾重にも重なるどんでん返しなどを期待すると、「展開が読めすぎて単調」に感じることがあります。
舞台やビジュアルが単調に感じられる
物語の大部分が「どこまでも広がる海の上」やボートの上で進行します。街並みが変わったり、次々と全く違うロケーションを巡るようなファンタジー映画の楽しさを求めると、景色がずっと同じ(海と空)に見えて退屈するという意見があります。
キャラクターの掛け合いやコミカルさの好み
主要な登場人物がモアナとマウイの2人にほぼ絞られており(あとはニワトリのヘイヘイやブタのプアなど)、ディズニー特有の「お喋りで賑やかな動物やサブキャラクターたちの群像劇」を期待していると、やや静かだったりシュールに感じられることがあります。
ミュージカルナンバーの好みの違い
リン=マニュエル・ミランダらが手掛けた楽曲は高く評価されていますが、民族音楽的なテイストやリフレイン(繰り返し)の多い構成になっているため、従来のディズニーミュージカルの華やかさやキャッチーさを好む人には響きにくい場合があります。
モアナと伝説の海ひどい まとめ
否定的な意見は、恋愛要素がない、ストーリーにメリハリがない、キャラクターが少ない、ミュージカルナンバーが好みではないなど、ディズニーアニメに対する期待値が高いためにがっかりという人も少なからずいらっしゃるのでしょう。私個人ではニワトリのヘイヘイが嫌いですね。デカい目玉で、瞳が左右別の位置になるときがありますね。それはヘイヘイが馬と鹿という意味でそうするわけです。私は馬と鹿をお笑いにするなとは言いません。左右の視点が定まらないというところで馬と鹿を表現していても。でもね、こういう焦点が定まらない目を見ると私は気持ち悪く思うんです。これが好きにならない理由です。
ディズニーも馬と鹿を笑いのネタにしたらクレームが殺到すると予想はできたようで、モアナはヘイヘイを馬と鹿と思っていなくて、賢い鳥なんだと思っているというフォローを入れていますね。
ディズニーアニメは大昔からアニメーションのトップにいるキングです。長年培った信頼もあります。だから観客も充実した作品が観られるという期待を持ちますね。こんなにハードルが高くなった期待に応えるために制作者は苦労しますね。
