スーパーガール映画評価 スーパーガール2026の炎上はSNSのせいか?映画の内容に対する評価はいかに?

「スーパーガール」が2026年6月26日に公開されますね。封切り前は主演のミリー・オールコックのコメントが炎上したのですが、公開されると観客側からは好意的で迎えられたようです。

スーパーガール映画評価 主役の言葉が炎上?SNS時代は言動が瞬く間に広がる時代

ミリー・オールコックはファンタジー映画における女性の立場に対して意見を述べました。「このような映画では、女性は存在しているだけで外見や身体についてコメントされる」という発言をしています。彼女としてはこうした映画での過度な注目や評価を違和感を述べたのです。まあファンタジー映画に限らず、女優は演技うんぬんよりは外見が注目されると批判したわけですが、これは「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」(2021年)に出た経験に基づいています。このテレビドラマシリーズの撮影時は21歳だったのですが、ティーンの役を演じました。この時に外見に関する不適切なコメントを多数受けたこと基づいたことを発言したのです。

これが「作品が失敗した言い訳をしている」「公開前から被害者意識だ」という批判に加え、彼女が違和感を示した外見を揶揄した心ないコメントまで出ました。それが興行に影響したのかどうか・・・北米ではオープニング3日間の興行収入は約3800万〜4000万ドル(約60億円)となり、期待を下回るスタートとなっています。しかし日本では公開初週の3日間で興行収入約1億8750万円を記録し、週末ランキング初登場2位になっており、まずまずのスタートです。

スーパーガール映画評価 批評家からの反応はいまいちだった

ニュースサイト、シカゴ・リーダーに寄稿したノア・ベルラツキー氏の批評を見てみましょう。

無敵で全能を擁するスーパーマン映画では緊迫感のある展開に苦戦することが多かったクレイグ・ギレスピー監督の『スーパーガール』も同様の問題を抱えており、説得力のある策略を巡らせ罠を仕掛ける悪役がいないスペースオペラ・アドベンチャーという形式によって、その問題はさらに深刻化している。代わりに、この映画は多かれ少なかれあり得ないような無力化シナリオに頼り、例えば、イエローヒルズのクレム(マティアス・スーナールツ)という取るに足らない宇宙盗賊が大量のクリプトナイトを身につけてうろついているという設定を、観客に信じさせようとする。映画の大部分は、カーラ/スーパーガール(ミリー・アルコック)が力を失い、感動的な音楽が盛り上がるにつれてそれを取り戻すという展開で構成されている。変化をつけるため、映画はカーラの愛犬や、観客の代役を務める少女ルーシー(イヴ・リドリー)など、彼女の力の弱い愛する人々を危険にさらす。 

物語の展開がぎこちなく感じられるのは残念だ。アルコックは非常に魅力的な主演俳優であり、トラウマを抱えながらも豪遊するスーパーガールは、キャラクターの楽しいバリエーションであり、カメオ出演するデビッド・コーレンスウェット演じるお人好しのスーパーマンの良い対照となっている。また、スター・ウォーズの酒場を彷彿とさせる宇宙バーのシーンは楽しく、個人用テレポート装置を巧みに使った、実に巧妙な戦闘シーンも少なくとも一つは存在する。

マルチバース構築について言えば、本作の回想シーンに登場するクリプトン星は、昨年の『スーパーマン』で垣間見たクリプトン星とは何の関係もないように見えるし、ファンに人気の宇宙傭兵ロボ(ジェイソン・モモア)のカメオ出演は、無意味で邪魔なだけだ。そもそも、この映画はなぜ、たまたまそこにいる筋肉隆々の男にヒロインたちを救わせる必要があるのか​​?ましてや、二度も?一体誰が『スーパーガール』を見て、そんなシーンを見るというのか?

『スーパーマン』(2025年)は、エネルギッシュで楽しく、テーマ的にも異例なほど一貫性のあるスーパーヒーロー映画であり、DCユニバースがしばらくの間成し遂げられなかったほど優れた作品だった。『スーパーガール』は、 『ジャスティス・リーグ』 (2017年)のような映画を基準にすれば十分に楽しめる作品だが、直前の作品と比べると期待外れだ。

観客には作品の出来は好評のようです。しかし批評家は辛口の評論をする方が多いようです。ここにシカゴのニュースサイトに掲載されたノア・ベルラツキー氏の批評を紹介します。辛口というほどではありません。やんわりと否定的な意見を述べています

スーパーガール評価 前のスーパーガール、ヘレン・スレイターはミリー・オルコックをどう評価したか?

さてここで1984年制作の元祖スーパーガール、ヘレン・スレイターが今回の「スーパーガール」のコメントをしていますので、ご紹介します。

「新作『スーパーガール』がとても好きだった」とコメント。ミリー・オールコックについては「力強く、タフで、コメディのタイミングもすばらしい」と評価した。

スレイターは自身の神話学の研究を踏まえ、「神話やキャラクターは変化していくべきものだ」と指摘。現代の文化を反映しながら再解釈されることで、作品は生き続けると語った。 「新しい解釈は楽しいものであり、それが文化の中で進化していくことが重要だ」とし、「今後のスーパーガール像にも柔軟な変化が続くことを期待している」

新作について批判すると制作会社とファンの顰蹙を買いますし、それによって自分の人格も批判されることになりますから、褒めるのはまあ社交辞令と受け止められますが、私はこのコメントは単なる社交辞令ではないと思います。

なぜなら彼女は「スーパーガール」の出演時に敵役を演じたフェイ・ダナウェイをおもんぱかる発言をしています。フェイは撮影現場でわがままばかり言ってひんしゅくを買っていました。とうぜん、共演者やスタッフは彼女を批判しましたが、ヘレンは「フェイも40代後半になって女優としても主役の座から落ちていく焦りがあったのではないか」という彼女の心情に寄り添った言葉を残しています。

これは自身も女優であるから40代からの自分の立場も想像しただろうけれど、こういうことを想像して発言するのは立派だと思います。もうね、ヘレンは外見どおり中身も健全でまっすぐ性格の良い人だと思います。批判がたくさん出たヘレン・スレイターの「スーパーガール」ですが、私は傑作だと言いませんが、スーパーヒロインを描く作品として充分に描いていますから、そんなに批判される言われはないと思いますね。だから新作におけるコメントも多少は盛っているいるかもしれませんが、本音だと考えています。

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