トイ・ストーリー5海外の反応 アメリカ・イギリスではシリーズ初のPG指定になったのはなぜだろう?

「トイ・ストーリー5」が2026年7月3日から封切りになりました。

今回も賛否両論ありますが、好意的な意見が多くて製作者もホッとしたでしょう。シリーズ5本目ともなれば、クオリティの面において厳しいジャッジがでますよね。それで駄作ならもうこのシリーズやめたら?なんて言われてしまいます。4作目で酷評されていますから、今回はハードルが高くなっちゃってどういう内容にしようか大変なことだったでしょう。

日本では3日から13日までの間に興収51億224万円という大ヒットを記録しています。11日間ですでにこの数字。これは100億円を軽く突破するかもしれません。

北米では初週末で1億6千万ドル、世界で1億5200万ドルを記録してディズニー&ピクサーにとって歴史的な大ヒットを収めています。

トイストーリー5海外の反応 はやくも6作目に期待がかかる

こうなると公式発表はありませんが、もう6作目を製作するのは確実でしょう。ウッディの声を当てたトム・ハンクスはこうコメントしています。「もしまた『トイ・ストーリー』を作るなら、それに見合うだけの価値があるものでなければならない。素晴らしい作品でなければならない。単にタイトルが好きだからといって引き延ばすのではなく、何かテーマを掘り下げたものでなければならない。もちろん、これは間違いなく巨大な企業ビジネスであり、それを否定するつもりはない。しかし、良質で、斬新で、新鮮なものでなければ、作る理由は全くない」とまあ、製作陣にプレッシャーをかけていますね。

彼は第3作製作が公式発表される前に3作目も出るよ、と表明するくらいウッディ役が気に行っているわけです。だからこの大事な役柄を演じるにあたり、6作目が見るも無残な駄作であってはいけないという思いでしょうね。

ウッディの相棒バズ・ライトイヤーの声を当てたティム・アレンは初期のレコーディングセッション中に、制作チームからバズ・ライトイヤーの声が「少し老けて聞こえる」とそれとなく言われたと語りました。当時73歳だったアレンは、このフィードバックを聞いてパニックになりました。声はかすれ、言葉をはっきりと発音するのが難しくなったのです。ピクサーに交代させられるのではないかと恐れた彼は、キャラクターの象徴的な自信に満ちた声を取り戻すために発声訓練を受けたそうです。こういうのも30年の歴史を思わせます。長く続いたアニメが当初の声優が年を取って交代するのはままあることですが、彼の場合は発声の再訓練で乗り切ったようです。でも6作目もできるかなという不安も残りましたね。

トイストーリー5海外の反応 シリーズ初のPG指定になったのは子供の教育上悪いから?

さて本作はシリーズ初のPG(12 歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要 )指定になっています。

シリーズ初の指定になった要因は大きな要因のひとつが、新キャラクター「スマーティ・パンツ(Smarty Pants)」の存在です。スマーティ・パンツはトイレトレーニング用のおもちゃでこのキャラクターがトイレにまつわるユーモアや表現を多用するため、「軽度な不適切な言葉遣い」と「下品なユーモア」と問題視されました。

そしてもうひとつがネットいじめを含む子供が直面するような社会的な問題が描かれているとされています。このいじめに関する描写もデリケートなものでそこで過剰反応する子供がいるのではないかと心配されたわけです。これまではおもちゃに関してだけをテーマにしていたわけですが、今回は深刻な社会問題として子供たちの問題点を取り上げた格好です。そして今回は子供よりも一緒に見ている大人向きの内容になっているのだと思います。

そこでこの点についてアメリカでの反応をご紹介します。Common Sense Mediaというサイトに寄せられた声をいくつか挙げてみます。Common Sense Mediaは子供向きの作品に対して鑑賞が適切かどうかの意見を述べて判断材料にするサイトです。

トイストーリー5海外の反応 子供に見せるには不適切な映画か?

最初にこの作品がなぜPG指定なのかを指摘しています。

①軽度の言葉遣いとしては、「黙れ」「ちくしょう」「下品な連中」などがあり、また「流してくれ」「あいつがお前を拭いてやる…」といった、やや卑猥な表現もいくつかあるが、途中でフレーズが途切れている。スマーティパンツはトイレトレーニング用のおもちゃなので、他にも大小さまざまな排泄物に関するジョークや、1.5という謎の数字が登場する。電池式のこのおもちゃには、うんちのマークがどこに現れるかを当てるゲームも含まれている。

②おもちゃたちが救出、脱出、大胆な任務に挑戦する場面では、危険と緊張感が漂うシーンがいくつかあります。大きな豚が複数のおもちゃを食べようとしたり、舐めようとしたりします。新たに起動したバズ・ライトイヤーたちは、スター・コマンドに到達するための軍事作戦に参加していると信じており、隊列を組んで移動し、本物の武器だと思っているものを使用しますが、そのアクションはコメディタッチで描かれています。いくつかのシーンでは、おもちゃが紛失、破損、廃棄、または持ち主から離れ離れになる危険にさらされます。ボニーは、リリーパッドのソーシャルメディアプラットフォームでのやり取りを通して、嘲笑、仲間外れ、拒絶などの形で繰り返し傷つけられます

③電池残量が少なくなったハイテク玩具は、まるで酔っ払った人のように、ろれつが回らなくなり、ゆっくりと話すようになる新しい電池を入れると、エネルギーレベル、反射神経、そして気分が回復する。 

日本人だとまあ青いアンダーラインは飲酒ぐらいしか連想しませんが、アメリカ人だとこういう描写はドラッグを使用したという風にも連想するようです。

トイストーリー5海外の反応 子供の教育に適切な映画?

さて、次は肯定的な意見です。

※スクリーンやテクノロジーへの過度な依存の危険性について議論を促す一方で、テクノロジーが有用で教育的、そして重要な役割を果たすことも認めています。想像力豊かな遊び、創造性、友情、そして人との繋がりが大切であることを強調しています。また、おもちゃは一生遊ばなくても、子どもの人生のある時期に喜びや安らぎ、楽しみを与えてくれたという点で、いつまでも意味を持ち続けることを示唆しています。さらに、成長は人生の自然な一部であることも伝えています。そして、この映画は強い友情を築くことへの賛歌でもあります。

※ジェシーは勇気、リーダーシップ、共感力、そしてチームワークを発揮します。ボニーの保安官として、彼女は個人的な犠牲を払ったり、ハイテク玩具を受け入れて協力したりする必要があっても、玩具と子供たちの両方を助けることに尽力します。ジェシーはまた、機転が利き、決意も固いです。バズ、ウッディ、そして他の玩具たちは、チームワーク、友情、忍耐力、そして寛大さを常に体現しています。ブレイズとボニーはどちらも想像力豊かで創造力に溢れ、遊ぶのが大好きな女の子です。

※本作では女性と少女が主要キャラクター(主体的に行動する)であり、映画に登場する2人の少女はどちらも多文化的な背景を持つ人物として描かれている。ブレイズは黒人の母親と人種的に曖昧な父親を持ち、彼女の縮れた髪を暗示するようにボンネットをかぶって寝る。ボニーは白人の母親とラテン系と解釈される父親を持ち、ジェイ・ヘルナンデスが声優を務めることでその特徴が強調されている。監督は前作『トイ・ストーリー』4作を手掛けたアンドリュー・スタントン、共同監督は女性映画監督のマッケナ・ハリス。スタントンとハリスは脚本も共同執筆している。

「トイ・ストーリー5」を親の視点から見ればこれに集約されます。

親たちの間では、この映画に対する評価は賛否両論で、テクノロジーと友情に関する思慮深いメッセージを称賛する親もいれば、不適切な大人のジョークや暗いテーマが子供たちの映画体験を損なうと批判する親もいます。ユーモアと心温まるストーリーを称賛する声もあったものの、全体的なトーンが暗すぎると感じる親も多く、性的なほのめかしや暴力描写に不快感を覚えたという親もいたようです

 

いくつかの不適切な表現は不快ではあるものの、この作品には教育上いいところが多いと評価されているようです。またシリーズの5本目なのに一定のクオリティを保っている点も評価されていますね。

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